「食品衛生実践セミナー~参加各社のお悩みを解決します~」を平成29年3月10日に秋田市内で開催し、12社から18人の方の参加がありました。
はじめに主催者として、弊社代表取締役金澤良浩が、今回はおひとりおひとりが納得できるセミナーにするために募集人数もあえて少なくしました。一歩踏み出すきっかけにしてください。と挨拶しました。
まず最初に秋田県生活環境部生活衛生課副主幹、永須昭夫様から「秋田県HACCPとHACCPの義務化」と題しての講演がありました。HACCPをやると工場がどんどん良くなりますよ。と励まされました。
あきた湖東農業協同組合の経済部農産流通課長、小野義隆様から「秋田県HACCP認証取得体験談」の発表がありました。同組合は昨年に漬物加工場を操業する際に衛生管理が重要と考えて、秋田県HACCPの認証を取得しました。日頃から従業員ときめ細かいコミュニケーションをとる工夫をされている様子が語られました。
弊社担当者と、このセミナーに協賛下さった日本細菌検査株式会社の渡辺広夢様から一般衛生管理の基本である「食品製造従事者の衛生」「洗浄、殺菌」「異物、ペストコントロール」についての解説をしました。
続いて「危害分析をしてみよう」として3グループに分かれてのワークショップを行いました。餃子の製造工場という設定で机上での危害分析をおこなって、発表をしあいました。皆さん意欲的に取り組まれました。
研修の最後に「次の一歩のために」と題して金澤良浩が講演をし、各社が抱える問題点について受講者の皆さんと一緒に考えました。
参加した方々の感想としては、「自社の取り組みとの接点が多かった。」「自社で実践できる内容が多かった。」「HACCPに対する考え方が手の届かないものから頑張れば何とかなると思えるようになった。」という声が聞かれました。
研修後には軽食を取りながら交流会を開催しました。「このような機会をまた設けてもらいたい。」「従業員にも受けさせたい。」というご意見の他に、セミナーのあり方について貴重なご意見、ご要望をいただきました。今後の企画に生かしたいと思います。
ありがとうございました。