臭気対策導入事例
『大型倉庫のカビ臭をオゾンの力で除菌脱臭。食料品を無事入庫』
[東北 物流会社様]

依頼者:東北地方 物流事業者様

※ご依頼主の特定を避けるため、内容の一部にフェイクを含みます。

課題

長らく入庫が無く物置になっていた空き倉庫に、食料品を入庫したい事情ができた。しかし、長年にわたり最低限の管理で済ませてきていたため、庫内には通常の清掃では除去しきれないほどのカビ臭が染み付いており、製品においが移ることが心配で、入庫に踏みきれない状況であった。

解決方法および効果

HYSIAのオゾンガスを駆使した除菌・脱臭施工によりカビを除菌。カビ臭は感じ取れない程にまで低減され、無事に食料品を入庫することができた。

目次

導入事例インタビュー

HYSIAと提携した背景、およびその時の課題感について教えてください。

もともと、輸送コストなどのロスを改善するため、各地に点在する倉庫の入庫品について、配置を見直していきたいという背景がありました。また、全体の入庫物の量が増えてきたこともあり、当倉庫の再利用は今後の効率的な管理、運用のために必要でした。しかし、使用していない期間が長く古い倉庫であったため、手の届く範囲を清掃しただけでは取り切れないほどの強いカビ臭が染み付いていることが課題となりました。HYSIAに問い合わせるまでは、大空間のにおいの問題を解決する手段についてアイデアが無かったため、やむを得ず使用を断念する事も考えていました。  しかし、HYSIAの除菌・脱臭サービスを活用したことで、カビとにおいの問題は短期間で解決し、結果として非効率的な管理によって生じる長期的、慢性的な損失を抑えることができました。   この他にも、においが強い製品を入庫した後に、その残存臭が問題になるケースなどがありますが、HYSIAはカビに限らずあらゆる臭気の脱臭が可能とのことなので、今後は倉庫脱臭を選択肢に加えることで、より効率的で無駄のない運用が可能だと考えています。

導入時に重視した内容はありますか?

導入時に最も重視したのは、第一に「周辺地域に対する安全性」でした。 当該倉庫は1/3ほどが古い木造であり、そこには細かな隙間が無数にあるため、目貼りによって建物を完全に密閉することは現実的ではありませんでした。そのため、ガスを充満させる場合、いくらか漏洩することが見込まれました。 さらに、当倉庫が周囲の建物や公道と距離が近いという事情もあったため、周辺地域への健康被害リスク、環境被害リスクが無いことは最も重要でした。その点については「オゾンガスは外気に放たれると直ちに酸素に変化し、無害化しつつ拡散する」という性質から、安心して採用できました。 もう一つ重視したのは「脱臭成功への確度の高さ」です。もし依頼をした場合、入庫スケジュールが脱臭の成功を前提として組まれることになるため、失敗した場合には全体の動きに影響が生じてしまいます。期日に遅れることも許されないため、確実に、計画通りに脱臭を成功させることが大事になってきます。 HYSIAは現地での臭気調査を行った上で「同様の案件を無数にこなしており、本件も問題なく脱臭できる」と自信を持って言ってくれたので、成功を前提としたスケジューリングができると感じ、依頼を決心しました。
※消臭剤噴霧の様子 [匿名性を守るためイメージ写真を使用しています]

今回HYSIAが実施した業務内容について(HYSIAコメント)

 今回実施したのは、オゾンガスくん蒸除菌・脱臭サービスです。 気体であるオゾンには強力な除菌効果と脱臭効果があり、その汎用性の高さから医療、食料品、不動産、旅館・ホテルなど、除菌や脱臭のニーズが豊富な様々な業界で長年に渡って利用されてきました。 HYSIAのオゾンガスくん蒸は、このオゾンを室内に充満させ、その状態を一定の時間維持する事によって屋内環境を除菌、脱臭する技術です。  本件の工期は5日間※1で、初日はカビに有効な除菌剤の散布と乾燥処理を行い、2日目~5日目にオゾンガスくん蒸を行いました。くん蒸期間中は作業員がオゾン濃度を適切に管理しながら、1日あたり数回の換気作業と消臭剤の噴霧処理を併せて行いました。  尚、くん蒸期間中は庫内のオゾン濃度を人体に有害なレベルまで高めることから、立ち入りは原則禁止となるため、誤って人が立ち入らないよう事前に周知していただく必要がありました。  気体による除菌処理の結果、手の届かない高所や細かな隙間まで庫内全域が除菌され、カビ臭も嗅ぎ取れないレベルまで低減されました。  尚、作業後は30分ほどで換気とオゾンの残留濃度の検査が済み、担当者様にお立ち入りいただけました。 ※1編集者注:対象臭気の種類やにおいの強さにより変動いたします。

HYSIAを知ったきっかけと導入の決め手は何でしたか?

 HYSIAには、長年各倉庫のネズミの点検を任せており、衛生に纏わる幅広いサービスメニューから、何でも相談できるイメージを持っていたため、今回のにおいの問題についてもまずHYSIAに相談しました。  初めに受けた説明の中で、現地調査を経て、双方が合意する臭気の目標設定をする、という話がありました。因みに今回目標となったのは、 「誰でも立ち入った瞬間からカビ臭さを感じる」 という現状から、 「壁に鼻を近づけてよく嗅げば、人によってはカビ臭を感じる」 という状態にまでにおいを低減する※というもので、それが達成されれば入庫した製品に臭気が移ることはない、という説明がありました。このゴール設定が素人にも分かりやすく、想像よりも明確であったことで、不安は解消され、信頼できるポイントとなりました。  また、それらの検査と判定は国家資格である臭気判定士によって厳正に行われ、「においセンサー」による臭気の数値化と、嗅ぎ取りによる検査を施工の前後に行う事で判断される、との事でした。これらの説明により脱臭サービスへの曖昧なイメージは払拭され、安心して任せられると感じたことが導入の決め手になりました。 ※悪臭防止法の基準の一つである6段階臭気強度表示法を用い、臭気強度3の状態から、臭気強度2に低減する、という改善目標をより分かりやすくお伝えした内容。

《6段階臭気強度表示法》

臭気強度 判定の目安
無臭
1
やっと感知できるにおい(検知値)
2
何のにおいであるかわかる弱いにおい(認知値)
3
楽に感知できるにおい
4
強いにおい
5
強烈なにおい
※臭気測定の様子 [匿名性を守るためイメージ写真を使用しています]

問い合わせからHYSIA導入までの流れを教えてください。

 初めに、普段ネズミの点検に来てくれている担当者に相談したところ、臭気問題の担当者にすぐに繋いでいただきました。その後、対策案の詳細について直接説明に来て下さる旨の連絡があり、質問したいことも多かったのでお願いしました。その際には、説明内容を含んだ提案書もいただけたので稟議の際に役立ちました。  提案の内容に魅力を感じたので、正式な見積のための現地調査を依頼し、調査を経て見積書をいただきました。  見積書で工期や料金が明確になり、無事に予算も下りたため、作業の段取りに移りました。 オゾンガスによる脱臭は倉庫が空の状態で実施するのが基本とのことでしたので、いくらか入っていたパレットや不要物などを撤去する目処を立て、正式に依頼しました。

HYSIA導入後の効果について教えてください。

 まず、施工後の倉庫に立ち入ってすぐに、空気の清浄さに驚きました。 脱臭の効果はというと、当初目標とした「壁に鼻を近づけてよく嗅げば、人によってはカビ臭を感じる程度」どころか、誰が嗅いでも全くわからない状態にまでにおいが低減していました。加えて、しばらく手つかずだった古い倉庫特有の淀んだ空気といいますか、埃っぽさのようなその他の異臭も脱臭されたことで、木やコンクリート等の建材特有のにおいが逆にくっきり感じられるようになったことにも驚きました。空気が変わり、呼吸が楽に感じました。  無事に庫内が清浄になった事で、食料品を倉庫一杯に入庫することができ、出荷品のクレームもありません。感謝しています。
※デジタル臭気測定器での測定の様子 [匿名性を守るためイメージ写真を使用しています]

サービス全体を通して印象に残っていることはありますか?

 「この臭気はこの工法によって脱臭できる」とか「この機材台数と工期が適切だ」といったことを感覚的に見積もれること自体、なかなか真似できるものではないように思います。  作業報告書も好印象でした。目に見えないものを対象としているからか、検査値や基準値、具体的な検査箇所などが明確に記されており、客観性のある内容になっていました。専門用語など、分かりにくい箇所の補足説明なども気が利いているなと感じました。第三者が報告書だけを読んでも「食品を入庫できるようになった根拠」として充分に伝わる内容になっていたので、社内外への説明の際などに助かりました。  あとは、現地調査の際の、「臭気判定士」による嗅ぎ取り調査の様子でしょうか。 庫内のあらゆる物に鼻をくっつけ、においの種類や強さをたしかめていく姿は印象に残っています。

HYSIA担当者からコメント

本件の導入について こだわったポイント

 オゾンを使った脱臭は一般的にはあまり知られていませんので、事前説明を詳細かつ明瞭に行い、納得、安心していただく事にこだわりました。  勿論、サービスの核として、しっかりと脱臭の目標を安全に達成するため、施工内容の設計を緻密に行う事は最も重視しました 設計にあたっては、臭気の種類、臭気の強さ、現場環境や空間広さ、周辺環境、季節など考慮するべき点が数多くあります。様々な条件から、要求されるオゾン濃度と必要機材の台数を計算します。蓄積したノウハウに基づき、緻密に計算を行う事によって初めて脱臭が可能となります。

ダイナミック・サニートの環境衛生管理『HYSIA』のカビ対策へのこだわり

 例えば、カビ対策と一口に言っても、案件ごとにトラブルの内容は様々です。 カビの発生した場所や範囲、カビの種類、発生原因などの要素がありますし、お客様の悩みの種は健康への影響なのか、設備の劣化なのか、見た目の不快感なのか、悪臭なのか、それによって求められるゴールも異なります。 HYSIAの強みは、上記の全てに対応できる引き出しの多さと、エビデンスに基づいた対策を設計できる専門性です。 これらは、案件ごとに理想的な対策を模索し続けてきた結果、自然と身についていった技術であり、オゾンガスによる除菌などはその一部に過ぎません。
 例えば、HYSIAではカビが見える範囲だけのカビ除去はあまり推奨していません。理由は、部屋の一部にだけ目に見えてカビが発生していた場合、それ以外の場所には一見カビが無いように見えても、実際には部屋全体の空気が汚染されているケースがあるからです。
そういった疑いがある場合、通常HYSIAでは環境中のカビ数検査を行い、汚染状況をチェックしてから、適切な除菌処理の内容を検討します。結果として広範囲への除菌処理が必要と判断するケースもあります。  そして、除菌処理後のカビ数検査までセットで行います。「除菌剤を撒くだけ撒いて、菌が死んだかどうかは目に見えないからよくわからない」といったことではなく、環境の改善を確かめ、施工の評価を行います。 使用する除菌剤についても、カビに対する有効性を独自に試験し、高い効果を確認したものだけを使用しています。

HYSIAの他事例の紹介

日本国内、海外問わず、中小企業から大手のメーカーまであらゆる製造・物流施設での衛生リスク対策を行っています。昆虫や有害生物の問題、カビや食中毒菌などの微生物対策、ウイルス対策など、普段は気にしないけれども一度発生すると大きな安全問題やブランド棄損リスクにつながるような課題に専門的に取り組んでいます。

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